【2019東北ツアー】1日目：8月25日（日）〈石巻〉
はじめに
約1年半ぶりの東北旅。前回は春でしたが、今回は夏。昨年の春に行けなかったところを回りつつ、前回からの変遷も見てみようという旅です。
とにかく大きな目的として、全面復旧した三陸鉄道に乗って久慈に行きたかったので、旅程は昨年比+1日の5泊6日です。長い。
このブログの目的は、僕がみただけじゃあ意味がなくて、伝えることが大切だ、という話なので、どれくらいの人が見るかはわからないが、一応文面として残しておこう、というものです。「忘れてはいけない」ってやつです。
【前回（2018年春）の経緯】（4日分の記事も残っています。）
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さて、1日目の今日は、東京から仙台経由、石巻の移動でほぼ1日が終わり、夕方〜夜に少しだけ、歩ける範囲で石巻を回りました。ちなみに、カメラの充電忘れ+なぜか中のレンズが割れているらしいiPhoneの外カメラというダブルコンボを食らったので今日の写真は全部iPhoneの内カメラで撮ったものです。あいつは所詮自撮りを想定したものに過ぎないので、限界というものがあります。とにかく画像が荒いです。
15:17 仙台駅 →（仙石東北ライン）→ 16:14 石巻駅
宮城県石巻市
石巻駅に着いてすぐ、直感的にですが、明らかに前回よりも活気がありました。まあ前回は春休み、今回は夏休みですし…。ってのもあるでしょうが、駅前でガンガンライブとかやってるわけです。どうやら、なんか今日は地元の祭り（「トリコローレ音楽祭」）だったらしく、それで町のあちこちにちっちゃいライブステージみたいなのを作って歌ったりしてるんだそうです。地元感ある祭りで良いな…。しかも、それだけでなく、
Reborn-Art Festival なるものをやっているらしい。
毎度恒例、来てから知るパターン。
しかも毎年やってるらしい。知らなんだ。
で、どうも、あのフェスでおなじみ、AP BANKとかと関連があるらしく、実行委員長が小林武史氏らしい。
しかしながら、こういう町全体を使ったアート系のイベントは車でないと回れないもんだというのは経験に基づいてわかっているので、潔く諦めました。
まあとはいえ、駅前広場にこんなんあったりと、それっぽいはそれっぽい。
越後妻有アートトリエンナーレとかと同じような催しなのでしょう…。
石巻市復興まちづくり情報交流館（中央館）
石巻駅から10分ほど歩いたところに、いわゆる震災情報館のようなものがあります。
小さなプレハブの建物ですが、中には非最後の石巻市の模型屋、そこそこしっかりした展示パネルが並んでいます。
石巻市はやや内湾に位置するエリアが中心部で、海沿いに市街地が並んでいたため、物的・人的被害はかなり大きかったようです。一方、牡鹿半島も大半が石巻市で、漁業などの産業被害はどちらかというと牡鹿地域で被ったそうです。
この情報交流館は、駅から徒歩で10分ほど、北上川沿いに位置しています。その辺りは浸水深2mほどだそう。
情報交流館の方の話によれば、一応ここは仮設で、もちろんしばらくは続けるつもりだそうですが、今後大きな施設になるのか、はたまた存続しないのかは依然として未定だそうです。聞く限りどこも同じような問題を抱えている…。継承…。
石巻市かわまち交流センター「かわべい」・「いしのまき元気いちば」
情報交流館の隣には、市民ホールのような役割を持った「かわべい」と、1階が市場・2階がフードコート「元気食堂」になっている「いしのまき元気いちば」が昨年の9月にオープンしました。
いしのまき元気いちばでは、お土産品はもちろん、新鮮な海産物や野菜なども販売していて、地元の人々も利用しているようでした。
元気食堂では、カキフライ定食をいただきました。石巻産の牡蠣だそうで。さすがはリアス海岸・三陸海岸。美味しいです。私のように、一人でカメラを抱えた観光客とみられる人だけでなく、地元の若い人たち・家族連れも来ていました。まあ日曜日だからなのか…。
この2つの建物は、2階同士を旧北上川の堤防で行き来することができ、堤防からは石ノ森萬画館の白い建物が見えます。
そうそう、石巻市は『仮面ライダー』『サイボーグ009』の原作者である石ノ森章太郎先生にとっての第2の故郷だったそうで、駅前の通りには仮面ライダーなど登場キャラクターの像がたくさんあります。東京でいうならサザエさん通りみたいな感じ。石ノ森萬画館も、彼の記念館です。あまり作品に馴染みがないので入ったことはありませんが…。
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カメラが使えればいいのですが…雲行きが怪しいです。
